青商の年歴 -第2期-

第2期

《1979年》

 4月27日 第2期定期総会を開催。安秉元氏を再選。

 5月24日 「在日商工人本国出入国滞留期限の自由化について」決議文提出。

 6月 5日 在日韓国人児童絵画コンクールを協賛。

 6月23日 池成子カヤグン研究発表会で韓国舞踊講習会の成果を披露。

 7月19日 「樺太裁判」へ月例会でカンパを募り、事務局に32万円を支援。

 7月30日 在日韓国青年商工人の全国組織化へ第1回特別委員会を開く。

 8月 3日 関東各県青年商工人と全国組織化について協議。

10月15日 母国訪問団員、申鉉鎬総理と会見し水害議損金200万ウォンを伝達。

12月12日 読売新聞の光事業に協力、20万円を寄贈。

《1980年》

 2月24日 東京韓国学校にソフトボール用具、卓球用具を寄贈。

 3月 8日 愛知県韓国人青年経済会と「在日同胞青年商工人の全国的な団結のため、早期に全国代表者懇談会開催」の合意書を交わす。

第2期会長 安 秉元

80年代の難局克服へ

会員の固い決意と周囲の熱い期待の中でスタートした当会議所も、初年度の活動の成果の上にたって、力強く第二年度へと歩み始めました。

延べ二千名を超える人が百三十八回にのぼる会合行事に参加した昨年度は多くの点で非常にみのりの多い一年でした。

“全員参加・全員発言・全員作業分担”が会の基本的姿勢でありますが、各分科委員会が主催する「月例会」がすべて成功したこと、また各分科委員会が毎月一回以上の定期会合をもち討論や学習を重ねたことは意義深いことでありました。

このなかで互いに謙虚に学びあうことができました。また共同の作業を通じて、相手への理解が生まれ、真の友情と深い連帯が培われました。

一方私達は民団の諸行事への参加、在日韓国青年会への支援、在日各 KJCや青年商工人団体との積極的交流を通じて、在日同胞社会の一員として自らを位置付けてきました。

このような昨年度の活動を通して痛感することは、この組織が出来て本当によかった、当会議所のあり方が基本的に正しかったということであります。

またいままさに同胞社会の世代交代が行われていることを実感し、われわれ青年商工人に与えられた責務を再認識せざるを得ません。

さて第二年度は初年度の成果と反省のうえにたって次のことを行わなければならないと思います。

まず第一に内部運営の一層の充実を図ることです。分科委員会の機能発揮によりその独自性と連帯性を深めること、また月例会を資量共にさらに充実させることであります。

そして会員のモラルを向上させ、組織参加のルールが確立されることが緊要でありましょう。

互いに信頼し尊敬される人間関係は大きな力であります。

第二に会員の拡大に努めたいと思います。東京全域の青年商工人が、だれでも、どこからでも参加できる様にしなければならないと思います。

そのためには周囲の青年商工人が何を求めているかを正しく把握し、当会議所の活動や会運営がそれにこたえていくものでなければならないと考えます。

第三に以上の対内的結束と会員一人一人の自覚と熱意を基礎に全国の青年商工人の団結のための事業を積極的に推進することであります。

一九八〇年代にむかって、同胞経済の前途には厳しいものがありますが、このなかで、一世の社会的、経済的資産を継承し発展させることは、二世商工人の共通の課題であります。

“人間的・民族的な主体性を堅持して連帯し団結すれば、私たち自身と在日同胞社会の望ましい未来を築くことが出来る”という信念”新しき未来への団結”をスローガンにスタートしたこの人の輪を全国的に広げ全国の青年商工人の団結をめざして会員のみなさんとがんばりたいと思います。

会長:安 秉元
1979年第2期組織(執行部並びに監事)
会長 安 秉元
副会長 許 寧太郎
鄭 幸男
兪 在根
専務理事 金 徹道
監事 安 秉漢
南 照男
崔 然睦
東京韓国青年商工会
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