在日韓国青年商工人連合会

在日韓国青年商工人連合会結成趣旨文

われわれ、全国各地から参集した在日韓国青年商工人は、共通の人間的、民族的連帯意識を基礎に、かつ獲得すべき共通の未来の名において「在日韓国青年商工人連合会」の結成にあたって、ここに趣旨文を明らかにし、全国全ての友人達に団結への握手を求める。

1.
在日韓国人青年のほとんど全てが商工人であり、韓国人として人間的に自然な生と向上をめざし、あらゆる不当な制約と蔑視のない豊かな同胞社会を希望している。その為にお互いに会い、心を許し合える友人となり、同士となり、共通の課題を遂行していきたいとの根源的な希望と欲求を持っている。「在日韓国青年商工人連合会」は、この様な希望と欲求の結集体であり、進歩と発展を目指す団結体である。従って、在日韓国人としての主体性を堅持し、これを中軸として幅広い連帯を図り、資質の向上を期し、青年商工活動の振興に尽くす。
1.
私たちの親の世代である一世商工人が厳しい労苦のすえに築き上げた有形、無形の社会的、経済的遺産を立派に受け継ぎ、創造的に発展させ、私達の子の世代に引き継ぐ。
1.
在日同胞社会に積極的に参加し、在日同胞の法的、社会的、経済的地位の向上を図り、文化活動の隆盛につくし、同胞の基本的および社会的人権の伸張を図る。
1.
祖国の民主的、経済的発展と自主的平和統一の達成に寄与する。
1.
日本人および日本社会との交流、相互理解の増進をはじめ、国際的な友好、親善に尽くす。

在日韓国青年商工人連合会活動目的

1.
人格の練磨と能力の開発
2.
地域社会の奉仕
3.
国際親善
4.
在日同胞の社会的地位の向上及びモラルの追求
5.
会員の情報交換・協力と相互の経済扶助

次代を担う青年の集まり同胞社会に新しい風吹き込む

同胞社会活性化への期待を集め

青商活動は1978年の東京青商設立とともに始まりましたが、ちょうど同じ頃に愛知、広島、岡山、秋田においても2世青年商工人による親睦団体が結成され、独自の活動を展開していました。1世から2世への世代交代が進んでいた当時の同胞社会にあって、こうした青年商工人の集まりは歴史の必然的な流れであったと言えます。

青商運動の全国化は、これら地区の青年商工人団体が1980年8月に一堂に会し、青商連合会の結成準備委員会を結成したことにより始まりました。そして翌1981年9月に青商連合会が発足、活発に運動を展開するや、瞬く間に各地で青商が設立されたのでした。これは、前項の「活動目的」に謳われた青商の崇高な理念が同胞青年に新鮮なものとして受けとめられ、2世の連帯という時代的な要請と流れにマッチしたからと言えます。

相次ぐ青商の誕生は、同胞社会において次代を担う世代がようやく団結、社会の表面に登場してきたことを印象付け、大きな反響を呼ぶと共に、停滞していた同胞社会を活性化する核としての期待を一身に集めるまでになりました。

東京韓国青年商工会
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