青商の年歴 -第20期-


第20期

《1997年》

 4月19日 第20期定期総会を開催。新会長に呉京俊氏を選出。

 6月22日 第21回ブライダルパーティーを開催。

 6月27日 韓国の孤児院・聖愛園で「1日アッパ」事業を行う。

 7月31日 韓国の孤児院・聖愛園の模範学生らを日本に招待。

 8月 2日 聖愛園の児童と日本で家族キャンプ。

       「ワールドカップ2002」国際交流サッカー大会に参加。

 9月23日 第15回チャリティーゴルフコンペを開催。296人が参加。

11月13日 歴代会長及びOBと「青商20年の歴史勉強会」を開催。

12月20日 聖愛園を訪問、クリスマスパーティーを開催。

《1998年》

 1月 8日 拡大理事会・新年会を開催

 2月 7日 設立20周年記念式典を開催。320人が参加。

 3月19日 合同分科委員会・新入会員歓迎会を開催。

第20期会長 呉 京俊

創立20周年記念式典挨拶

東京青商は1978年4月、今から20年前に諸先輩方により設立され、現在に至っております。

顧みれば東京青商は設立以来、在日2世・3世、青年商工人の全国的な連帯こそ、在日同胞社会の発展に不可欠であり、それが時代の要請であるとの崇高な理念のもとに、未組織状態にあった各地の青年商工人に積極的に呼びかけ、青商運動の基礎作りに先頭に立って活動してまいりました。

東京青商の20年間は、まさに青商運動を推進する中核的な役割を果たすと共に、その「目的宣言」に則って実に多彩な事業活動を展開して参りました。

私自身、青商に在籍して8年になりますが、在日のオリニ達を連れて母国を訪問したことなどが昨日のことのように思い起こされます。

当時、委員長として孤軍奮闘しながら、不満もありましたが、子供たちがお父さん、お母さんの国だ、おじいちゃんの国なんだ、日本と字が違うね、と目を輝かせながら語る姿に、苦労した甲斐があったと感動したこと、また、聖愛園の孤児院に赴いた時、最年少3歳の幼気な女の子をまた5歳の幼気な女の子が甲斐甲斐しく世話をやきながら、きちんと整列している姿を目の当りにした時、心からありがたい思いに、熱い涙を流したこと、本当に忘れられません。

これも青商に入会したからこそ味わえた心境です。

今思えばこのような一つ一つの事業の成功は、大変な労苦と努力、汗なしでは達成できませんでした。

時には真剣に時間を忘れて議論することもありました。

いろいろな経験を通して思うことは汗を流せば流すほど一つの事業が成功した時、その感動もひとしお大きいものがあるということです。

私たちはそういった感動を受けるたびに、青商に来て良かった、いろんな人たちと出会えてよかった、人生の友、互いに心を開きあって研鑚できる間柄を作ることが、いかに大事であるかを身をもって知ることができました。

こういった素晴らしい風土も場もシステムも今日起こしいただいている諸先輩が汗と涙で築いてくれたものと、知ることができました。

私たちが定住するここ日本は現在、長期不況から脱出できないまま、厳しい経済状況にありますが、このような状況は新しい政治的、経済的、社会的構造を構築していくための必然的な道のりと思われます。

大変厳しい状況、とりわけ未曾有の日本の経済不況は、私たち在日同胞社会に新しいライフスタイルを求めているのではないでしょうか。

こういった激動の時代だからこそ日本の各地域社会において日本の方々と私たち在日同胞が経済的にも社会的にも仲良く暮らせる新しい「共生社会」づくりが、これから必要になってくるのではないでしょうか。

「共生社会」。 

それは、互いに異なる文化・風俗・習慣、そして人権を尊重し合い、地域住民として共に生きていきながら、かけがえのない存在として互いが互いを必要とする、真のパートナーシップを基礎にして、お互いに協力し、理解を深めながら地域に尽くせる社会、それが「共生社会」だと考えております。

そおいう観点から先の20周年記念式典では、東京青年会議所と私たち東京青商との連盟による友情牌交換が行われました。

私たちはこれを機会に東京青年会議所との友好親善をさらに深めながら、豊かな「共生社会」づくりのため、共に協力し合って世界にその模範を示していく所存です。

今後とも皆さんのご指導、ご鞭撻そして暖かいご支援を心よりお願い申し上げて挨拶を締めくらせて戴きます。

会長:呉 京俊
1997年第20期組織(執行部並びに監事)
会長 呉 京俊
直前会長 崔 和則
常任副会長 朴 時男
内務副会長 権 東品
外務副会長 李 秀貴
専務理事 高 誠彦
監事 崔 光礎
朴 茂生
高 初輔
東京韓国青年商工会
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